美輪明宏 プロフィール
小学校の頃から声楽を習い、国立音大付属高校を中退し17歳にしてプロの歌手として活動を始めた。クラシック・シャンソン・タンゴ・ラテン・ジャズを歌い、銀巴里やテレビに出演するようになり、1957年、『メケメケ』が大ヒット。ファッション革命と美貌で衝撃を与える。日本におけるシンガーソングライターの元祖として『ヨイトマケの唄』ほか多数の唄を作ってきた。1984年フランス、87年、再度フランス、スペイン、ドイツに招待されコンサート・ツアーを行う。ル・モンド、リベラシオンを始め多数の新聞、雑誌に紹介、絶賛される。
俳優としては、寺山修司の「演劇実験室・天井桟敷」の旗揚公演『青森県のせむし男』、『毛皮のマリー』への参加・主演を機に、三島由紀夫に熱望され『黒蜥蜴』(江戸川乱歩原作)を上演、空前の大絶賛を受けた。深作欣二監督により映画化もされ、ニューヨーク・タイムズ等々にも大々的に取り上げられ、ニューヨークやパリをはじめ世界的ヒットとなった。そのほかジャン・コクトー作『双頭の鷲』、デュマ・フィス原作『椿姫』、アラバール作『大典礼』と当たり役を語り始めると限りがない。
近年の演劇活動では、1993、94年東京芸術劇場で再上演を行い絶賛された『黒蜥蜴』。1997年には会場を青山劇場に移し、同劇場の舞台機構を最大限に生かした演出を行い、観客を圧倒した。2003年からは明智小五郎役に高嶋政宏氏、愛人・雨宮役に木村彰吾氏を得て、05年、08年と続けて上演。ル テアトル銀座ほか全国ツアーを大成功させ、江戸川乱歩×三島由紀夫の美学を、さらに深く掘り下げた絢爛豪華な舞台を全国の観客に披露し、熱狂的な支持を集めた。1994、96年には寺山修司作『毛皮のマリー』をドイツ人演出家により再演。2001年には同作を自ら初演出。美少年・欣也役に及川光博氏を迎え、東京・パルコ劇場を皮切りに全国14都市で公演を行い、スタンディング・オベイションの嵐となった。今春、ル テアトル銀座で再び上演。あらたな欣也役を迎えて、美輪演出でしか紡ぎえない、より練り上げられた頽廃美あふれるゴージャスにして魅惑的な世界を展開。全国の観客から賞賛を浴びた。故・三島由紀夫が30年来熱望していた美輪演出・主演による『近代能楽集より 葵上・卒塔婆小町』の上演が1996年に実現。1998年の再演を経て2002年には相手役に宅麻伸氏を迎えて再度上演を行い、好評を博した。さらに、1997年10月の『双頭の鷲』の華麗な再演では、演じたエリザベート王妃に対して読売演劇大賞優秀賞も受賞する。同公演は1999年に再演。そして2007年、まさにスタニスラスを演ずるにふさわしい俳優・木村彰吾氏を得て再演、全国各地で大きな賞賛を得た。そのアンコールに応え2008年9月、ル テアトル銀座に会場を移して、同キャストで再演を果たした。デュマ・フィス原作『美輪明宏版 椿姫』も30年ぶりの上演となった1998年に続き、2004年、再演を果たした。また、2000年に引き続き06年にはエディット・ピアフの生涯を描いた『愛の讃歌』を上演、絶大な評価と賞賛を得ている。
近年の音楽活動では、1999年CD『日本の心を歌う』をリリース。2002年春に、1965年と2000年、ふたつの録音の「ヨイトマケの唄」をはじめ103曲を収録する6枚組CDボックス『美輪明宏全集』を発表。さらに2002年秋には『古賀メロディーを唄う』がリリースされた。また2006年『祖国と女達』『ボタ山の星』などを収録した、伝説的名アルバム『白呪』が再発売されたほか、『日本の詩を唄う』もリリースされた。これら音楽活動の集成として、毎年秋に行われる『美輪明宏音楽会<愛>』では、様々なジャンルを超えた選曲、趣向を凝らした美術や照明などにより観客を魅了しつづけている。
作家としては、40年来のベストセラー『紫の履歴書』(水書坊)をはじめ、現代の病巣を鋭く喝破し、愛を持って生きる事を説いた『人生ノート』(パルコ出版)が50万部を超えるベストセラーとなっているほか、『天声美語』(講談社)では"美人を超える麗人"になるための美意識の磨き方を懇切丁寧に説いている。その後も『ああ正負の法則』(パルコ出版)、『愛の話 幸福の話』(集英社)、瀬戸内寂聴氏との対談集『ぴんぽんぱんふたり話』(集英社)、『地獄を極楽にする方法』(主婦と生活社)、『霊ナァンテコワクナイヨー』(パルコ出版)、『人生賛歌 愉しく自由に美しく、又のびやかに』(齋藤孝氏との共著 大和書房)、『人生学校虎の巻』(家の光協会)、『戦争と平和愛のメッセージ』(岩波書店)、『美輪明宏のおしゃれ大図鑑』(集英社)、『世なおしトークあれこれ』(パルコ出版)、『続・人生学校虎の巻』(家の光協会)、『乙女の教室』(集英社)など続々と話題作を提供し続けている。そしてこの4月最新刊『愛と美の法則』(パルコ出版)が出版され、注目を集めている。
講演会でも全国を飛び回り、各地大盛況の中、示唆に富む内容をウィットにあふれた話術で巧みに語り、大きな感銘を与えている。
また、宮崎駿監督によるアニメーション映画『もののけ姫』『ハウルの動く城』への声優としての参加や、映画『TAKESHIS'』(北野武監督)、NHK大河ドラマ『義経』への出演、2005年4月の放送開始以降最高視聴率を誇り、レギュラー陣多忙のためこの9月をもって惜しまれつつ終了となった『オーラの泉』(テレビ朝日系)などの番組や数々のCMなど映像分野でも幅広く活躍。NHKで放送された人間講座『人生・愛と美の法則』はDVDとして発売された。この夏公開された劇場版ポケットモンスター 『アルセウス超克の時空へ』にはアルセウスの声で出演している。
関東エリアではTBSラジオ『薔薇色の日曜日』で様々な視点のテーマから生きるヒントを楽しく語り、高聴取率を誇っている。この4月より、北海道、青森、山形、静岡、高知、大分などでも放送が始まった。
2007年11月より、公式携帯サイト『麗人だより』がスタート。入会者数は瞬く間に10万人を超え、大きな反響を呼んでいる。
いまやその演技のみならず演出、美術、照明、衣装、音楽など総合舞台人として、また現代日本のオピニオンリーダーとして、その活躍は常に耳目を集め、さらなる伝説の炎が噴出し始めている。
(2009年 「美輪明宏音楽会<愛>」パンフレットより抜粋)
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